クリニック内にて在籍医師による勉強会を行いました。写真と共に、それぞれの先生の講義の様子をお届けいたします!呼吸器内科 佐藤先生:「間質性肺炎について」間質性肺炎は多くの分類があり、診断が非常に難しい疾患です。今回の講義では分類や治療法に加え、薬剤の選択方法について、わかりやすく解説してくださいました。在宅での療養における重要なポイントについても丁寧な解説が行われ、実際の現場でどのように対応すべきか、実践的なアドバイスをいただきました。外科 河内先生:「在宅における人工肛門」ストーマとは、消化器系や泌尿器系の病気の治療のために行われる手術によって体の外に作られる、人工の開口部のことです。ストーマのマーキング(位置決定)や造設時の様子についてイメージしやすい解説が行われ、在宅医療ではなかなか直接見ることのできない部分について学ぶことのできる貴重な機会となりました。さらに、普段のストーマケアに関する実践的な知識も共有され、実際の場面にどのように役立てるかについてもアドバイスをいただきました。在宅でのストーマケアは頻繁に行われる医療ケアの一つであり、患者さんの生活の質に直接影響を与える重要な役割を担っています。日々のケアの実践にとても役立つ情報を共有していただきました。総合診療 岩浪先生:「総合診療を考えよう」(シリーズ講義)プライマリ・ケアにおけるACCCA(アクセスの良さ、継続性、包括性、連携、 説明責任)という考え方に基づき、日々の診療を振り返る機会となりました。プライマリ・ケアとは、患者が最初に接する医療サービスであり、健康を維持するための取り組みや診断・治療、リハビリテーションも含まれます。また、他の専門医療への紹介や連携を行う役割も担っています。質の高い医療を提供し、患者さんに安心を届けるためには、医師や看護師、コーディネーターだけでなく、事務やドライバーなど、全てのスタッフの協力が不可欠であることを再認識しました。このシリーズ講義は今後も続く予定で、次回の内容も非常に楽しみです!皮膚科 裕美先生:「褥瘡について」褥瘡部の状態に応じた被覆材や軟膏の選び方について、詳しく説明していただきました。褥瘡(床ずれ)は、長時間同じ姿勢でいることや圧力がかかることによって皮膚と下の組織が損傷する状態です。特に在宅で生活を送る患者さんには頻繁に見られる問題であり、生活の質を大きく左右するために、適切な治療を知っておくことはとても大切です。ケアを毎日行う上で役立つ実践的な内容を学ぶことができ、褥瘡の管理方法を再確認することができました。ファミリーケアクリニック吉祥寺では、こうして定期的に勉強会を開催し、スタッフ全員が最新の知識と技術を学び、患者様に質の高い在宅医療を提供できるよう努めています。今後も皆様の生活をサポートするために、日々スキルを磨いてまいります!